▼解説
僕がシナリオライター兼演出家として参加していた、音声と視覚の総合表現グループ『Ｓ.Ｓ.ラボラトリー』の企画ＣＤに収録する朗読の詩（の原案）です。朗読なので厳密には歌詞ではないのですが、ここに載っけます。
この詩を元に、実際に収録する正規の朗読の詩にします。その正規の詩は、シナリオライターの、米倉純米氏との共作ですが、それは『Ｓ.Ｓ.ラボラトリー』で発表します。
とりあえず、こちらの原案をご覧下さい。
ＥＴＥＲＮＩＴＹ
作詩／結城偈斗
大切な想いや希望が入った小さなカバンを心に提げて
俺たちは出会い そして、今を迎えた
楽しかったこと 悔しかったこと
全て同じカバンにつめこんで
新しい道を歩いていこう
たとえそれが別々の道だとしても
今は涙を流すのもいい
気丈に強がってもいい
ただ、大切にして欲しい
俺たちが紡いできた時間（とき）を
もし、辛すぎる出来事が君を苦しませたなら
その時は俺たちを思い出して欲しい
遠く離れていたとしても
ずっとエールを送ってるから
俺たちは仲間だよ 永遠に
君が僕にくれたもの
▼解説
特に何かをする目的はなく、ただ、思いついた事を詞にしてみました。
一応、曲を付ける事を考えて文字数は考えながら作ってみました。
どなたか曲付けてくれませんか。……自分でやるしかないのかなあ。でも、僕音痴やし。
君が僕にくれたもの
作詞／結城偈斗
「ずっと一緒にいたい」 陽だまりの中で
君が言った言葉は 時が思い出に変えた
この手はもう二度と 君を抱きしめることはなくて
そして今はただ、空虚な日常だけがここにある
君には僕よりも大切なことが出来て
それはかけがえのないものだった
だけどそれは仕方のないことだと解かっている
人は変わっていくもの 誰のせいでもないんだ
僕が君のことを好きになったのは
柔らかな優しさ 純粋な思いだけで
枯れかけてた心 そっと潤してくれたからさ
それがうれしくて 朝も夜もなく君を想ってた
君には僕の声 届かないことは
誰も抗えない真実
そうさ仕方のないことだと解かっている
人は変わっていくもの 誰のせいでもないんだ
君と出会えて好きになれたこと
本当に良かったと思う
例えばこれが僕にとって最後の恋でもきっと平気さ、大丈夫
君がくれた優しさ 僕なりに育ててみるよ
正義の力 グレンブライ
▼解説
「あなたが好きです」と同じ経緯で、と言うより、同時に、ある作詞家プロダクションのオーディションに応募するために作った詞で、２曲応募した内の１曲です。当然ながら
この曲も、言ってしまえば替え歌です。
元歌は、あるテレビアニメの主題歌です。
この詩を作るに当たって、架空のアニメーション作品を作り、その主題歌として構築していきました。グレンブライ、という名は、その架空のアニメーションに登場する主役
ロボットの名前です。
ちなみに、小説の部屋にアップしている「最強無敵グレンブライ」は、
その作品をスピンオフさせた小説です。
元になった歌は、アニメ自体のムードからか、テレビアニメの主題歌としては少し高年齢向けの歌詞になってる感がありますが、今回の詞は、１コーラス目はテレビアニメの
主題歌の原点に戻ったような、大袈裟に言うと王道を目指した、グレンブライのヒーロー性を歌った詞にしました。２コーラス目は、グレンブライというヒーローロボットが
視聴者である若者を励ます詞になっています。
イメージシンガーは石原慎一さんです。歌唱力は当然の事ながら、若者向けの詞であっても、アダルトな雰囲気を表現できるという点で、この歌の最も理想的な歌手であると
考えます。
正義の力 グレンブライ
作詞／結城偈斗
赤いボディが
大空駆け巡る
緑の故郷護るため
一度は捨てた命なら
恐れる物はないのさ
魔神が行く手塞いでも
怯まず立ち向かうのが勇者さ
邪悪なヤツラの黒い魔手をなぎ払い
光の刃で 真っ二つに切り捨てろ
グレンブライが正義の力だ 友よ
暗い闇が
心を支配して
希望の光が見えずとも
叶えたい夢があるなら
最後まで諦めるな
どんなに辛い逆境も
諦めなければ越えて行けるさ
真紅の稲妻心に走らせて
勇気の拳で未来を掴み取れ
自分自身の力を信じろ強く
輝く未来は必ず訪れる
命を燃やしてどこまでも突き進め
きっと歌おう勝利の凱歌を共に
邪悪なヤツラの黒い魔手をなぎ払い
光の刃で 真っ二つに切り捨てろ
グレンブライは不滅のマシンさ 永遠に…
Ｄｅｅｐ Ｓｅａ Ｖｏｉｃｅ
解説
▼大阪を拠点にして活動していた頃、青森裕として出演予定だったドラマＣＤが突然制作中止となりました。そのドラマＣＤ出演者の有志により、ドラマＣＤ制作を目的とした、
プロ声優サークルが結成され、結城はそのサークルに脚本及び演出担当として参加しました。その時、僕の伝手でプロのライターの方に脚本制作を担当していただいたんです。
そのドラマＣＤの主題歌として、僕が作詞・作曲・編曲した歌がこの『Ｄｅｅｐ Ｓｅａ Ｖｏｉｃｅ』です。
当時、アニメや特撮番組に、番組と全くイメージの繋がらない歌が「主題歌」と称して使われるようになっていました
（近年は幾分その傾向も落ち着いてきているように感じますが）。
そんな現状に嘆いていた脚本担当の方と僕。そこでこの歌は、作品の内容に密接な、本当の意味での「主題歌」を！ というコンセプトで作られました。
ただ、作詞と作曲はまだしも（いや、作曲もほぼ素人レベルですが・苦笑）、編曲に関しては全くの素人であるため、打ち込みで無理やり完成させた曲は、はっきり言ってデモの域。
いつか本当に意味での完成した曲を作ってみたいと思っているんですけど、誰かアレンジしてくれませんかね？ ちなみに、仮歌は青森裕が担当しています。そして、この歌詞は、
ＪＡＳＲＡＣに未登録です。当然ですよね、完成してないんですから。
でも、この曲は結局、ＮＧになりました。代わりの新しい歌を作って、それをドラマＣＤの主題歌にする、という話を聞かされましたけど、その話が出た時には、
僕はそのサークルから脱退していたため、その後の動向は知るところではなかったりします……。
Ｄｅｅｐ Ｓｅａ Ｖｏｉｃｅ
作詞・作曲・編曲／結城偈斗
届かない想いを 胸に刻み込んだまま
どれくらい時が流れたんだろう やるせない
繰り返す日常 前に進めない僕は
まるで深い海の底にいるようさ 切ないよ・・・
この声がほんのわずかでも君に届くように
歌うだけさ 君に逢いたいよ
もう一度 その笑顔見せて
いくつもの出会いと別れ 繰り返してきた
どんなときもいつも 君を思い出した 恋しくて
幾千の長い夜越えて やっと君に逢えた
あどけないあの頃の面影があるね 眩しいよ
夢に迷う君の細い肩 そっと抱き寄せて
ぬくもりで君を包みたい
いつまでも君を守りたい
何度でも そうさ 何度でも君を愛してると
伝えたい僕のメッセージ
もう二度と君を離さない
ＹＯＵ
解説
▼電車に乗って仕事に向かっていると、最近特に、綺麗な女性に目が行きます。
職場にも、毎週通っているトコロにも、綺麗な女性は、います。
だからと言って、その女性（ひと）たちと付き合いたいとか、抱きしめたいとか、そういうことも思わないんです。そんな最近の状況を、電車に揺られながら考えてみました。ですから、言ってみれば、セミドキュメント、ですね。
大体のイメージは電車の中、細かい調整は、仕事先での空いた時間に……。
以前は、メロディと詞は同時に出てきていたものですが、最近は、詞が先に出てくることが多くなっています。『Ｓ・Ｓ・ラボラトリー』の活動で曲に詞を乗せる事が多かったからでしょうか？
本当はなんちゃってでも曲にするべきなんですが、残念ながらそれが出来る状況ではないので、まずは、詞だけでも完成させてそこから、近い将来に曲に出来るようにしたいなと思っています。いつだろ？
ＹＯＵ
作詞／結城偈斗
美しい女（ひと）よ
君がいるならばそれだけで
僕は生きていける
たとえ遠く離れていても
心はそばにいる そう信じたい
ありったけの情熱は
いつでも君のため
繊細な指先 儚げなシルエット
そっと抱きしめたい
君を護りたい
愛おしき女よ
君がいるならばそれだけで
僕は戦える
挫けそうな苦しみさえも
乗り越えていけると感じてるのさ
ありったけの優しさの
全ては君のため
髪ほどいた素顔 憂い湛えた瞳
そっと触れてみたい
君を感じたい
そして
一つ願うこと
僕が傷ついた時は
その胸に抱いて欲しい